Author: slowbirds

ところがどっこい生きている。
俺とお前らの適切なDistance

俺とお前らの適切なDistance

他人との距離感に悩み続ける人生だった。

ちょっと油断すると踏み込み過ぎて嫌われてしまうんじゃないかとびくびくしながら、しかし元来注意深い人間でもないので割と頻繁に踏み外して踏み込み過ぎて大したことは起きなかったり、やっぱり嫌われてしまったりしている。

人に嫌われるのがすごく怖くて人を遠ざけるような部分があるけど、やっぱりずっと一人ぼっちは寂しいし怖いからなんだかんだで他人との関わりを完全に断つこともできないままだ。

時々人を好きになるが(君たちはすぐに恋愛話にしたがるが、これは恋愛ごとだけの話ではない)、相手に拒絶されるのがとても恐ろしくて踏みとどまっている間に相手はどこかへ行ってしまう。
そしてそれが怖くて時折恐る恐る相手に踏み込んでみる。するとやはり拒絶をされたり、ときには受け入れられてびっくりして立ちすくんでしまう。
すぐにいろんなことから逃げる逃げ癖のついた人生、そのくせ逃げ足が遅くいつもそのへんの小さな障害物に足を絡め取られてすっ転んでる人生だ。

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ランボー怒りの麻婆豆腐

ランボー怒りの麻婆豆腐

2019年の6月が驚きのスピード感でもって過ぎ去りいつのまにやら一年の半分を過ぎていて気がついたら7月になっていた。
最近は仕事上でいろいろな事があり、プライベートにおけるいろいろなことに思いを馳せる余裕もなくなってきた。

働き、金を稼ぎ、飯を食い、酒を飲み、音楽を探して買い、寝る。
平日に時々サウナに行ってブツブツと独り言を言いながら水風呂とサウナを行ったり来たりして頭を空っぽにし、週末はクラブへいって音を浴びて頭を空っぽにしながら足踏みをする。
世の中にはうまく行っている人もいるしうまく行っていない人もいる。
時間は放っておいても進むから気がついたら1年が終わり、5年経ち、10年経ち、そのうち死ぬ。

やらなければいけないことが目の前にうず高く積み上げられているのを毎晩眺めながらビールを飲んでいる。
手を付けることもないまま軽く酔っ払い始めた頭で思いだけ馳せて「明日頑張ろう」と独り言をつぶやきながら歯を磨いて、寝る。

そして翌日同じようにビールを1本、2本と胃に流し込みながら前を見上げてみるとそれは更に高く積み上がっていて、下の方はもう潰れてぐちゃぐちゃになって手もつけられないしどうしようもなくなっている。

頭ではわかっている。「どうにかしないと」「解決するために一生懸命考えないと」
言葉だけが上滑りしてあっちこっちの彼方に消えていく。
ただただ焦燥感だけが残る。もう一本だけ、缶ビールのプルタブをひねる。

今大事でないことばかりに気を取られて頭のリソースが常に逼迫している。
自分の中には答えがないものに悩んだところでそこに答えなんてないのはわかっているはずなのに脳にこびりついて離れてくれない。そういうものに脳みそが乗っ取られている間に色々なことが勝手に起きてにっちもさっちもいかなくなる。

日曜日、起きたらシーツを剥がして一週間分の洋服とバスタオルと一緒に洗濯機にいれてスイッチを押す。
シャワーを浴びて、イヤホンをして、散歩がてらスーパーマーケットに行って食材と酒を買い、帰り道に好きな食器屋さんで食器を買う。
Spotifyでその時の気分でPlaylistを選んでお気に入りのBluetoothスピーカーから流れてくる音楽を聴いて、飯を作り、買ってきたばかりの皿に乗せて食べる。洗い物をして、ついでにキッチンを掃除して、勢いが出てきてたら寝室も片付ける。
一息ついて一服したら屋上に行って洗濯機から洗濯物を出して干す。
シーツを張り替えたベッドに横になってそのまま昼寝をする。

起きると外は薄暗くなっていて、音楽を切り替えて夕飯を作り、食い、洗い物をして酒を飲む。
プロジェクターの電源をつけてNetflixで映画かドラマを適当に見る。

これで休日の一日は終わりだ。
明日からまた仕事が始まる。

We were Depressed at all.

We were Depressed at all.

本当にいろいろなことがあった数ヶ月だった。
そんな中でこの間ベトナムに来て丸6年が経過した。
6年いて何ができただろう?大口叩いて偉そうにいろいろと口出しして説教垂れながら、一体なにが実現できただろう?
ただなんとなく年をとって、ただなんとなくホーチミンで6年を過ごした。

Organik Festival初日は土砂降りだったが祈りが通じてどんどん晴れていった。

今年は2月にネパールへ行き、その後フェスにブッキングをもらって国内のビーチへ行き、東京出張、京都へ友達の結婚式、そして4月終わりの連休には去年と同じく台湾のOrganik Festivalへ行き帰ってきてすぐに社員旅行でDa Latというベトナムの軽井沢みたいなところへ行った。
いつも家でゴロゴロしながら独りで酒を飲み続けているだけの人生なので、こんなに短期間でたくさん外へ出たのは本当に久しぶりのことだった。
すべて(当然、社員旅行以外だけど)一人で計画して一人で行ったがほとんどの行き先には偶然友人がいたりして結果的に孤独ではなかったりした。
その移動の合間を縫ってまたいろいろなことも起きて疲れと現実感のなさにバカでかい5月病のようなものを発症してしまったようだ。

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何者にもなれなかったけど何かを諦めきれないおっさんという存在

何者にもなれなかったけど何かを諦めきれないおっさんという存在

去年末で35歳になった。今年36歳になる。
もうこれは、どうあがいたところでまごうことなきおっさんだ。

おっさんの定義ってなんだろう?とか色々考えてさんざん駄々を捏ねたが、まぁなにわともあれ35歳は間違いなくおっさんだろう。という結論になった。

ココ最近のエントリーを読んだという非常に趣味の悪い読者の方はお気づきかと思うが35歳を迎えた直後くらいからここ数ヶ月完全に精神をおかしくしてしまっていた。特に旧正月に訪れたネパールで完全にこじらせてしまってからのここ2ヶ月くらいは本当に辛かった。
原因としては色々と思い当たるフシはあるのだけど人生は常に内から外から色々な要素が複雑に絡み合って事象を構成するので原因が一つの物事に帰結してそれを排除すれば良いというほどの簡単なものではないと思うし、そもそも頭がグルグルと回ってとりとめのない思考がギャンギャンと音を立てて行ったりきたりするだけで何か解決するための努力をする気力すら湧いてこず世界の底へ底へとただ無気力に落ちていく自分を眺めていることしかできないでいた。

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エモ、音楽に救われた話

エモ、音楽に救われた話

“エモい”という感覚について説明をしようとしても未だに上手にできない。

友達との話の中で勢いで酷い事を言ってしまったあと後悔が押し寄せてきて、でも素直に謝れずどうして良いかわからなくなってしまったあの放課後のこと。

初めてできた恋人の気持ちが離れていくことに気がついていながらどうにもならなくて少しづつ終わりに向かっていくのをただ悲しんでいただけだったあの夏のこと。

恋人や好きな人ととうまくいかなくなってくると嫌な思い出と良い思い出が矢継ぎ早に頭に浮かんできて息が苦しくなってしまうあの時間のこと。

後頭部がぎゅっと掴まれて、二の腕がしびれて、みぞおちが重くなって重力がなくなったような、それでいて何倍にもなったかのようなあの感覚。

エモいという言葉は自然発生的に使うようになっていた。

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